自分らしく生きるためにインナーチャイルドと自分の根源的な力と繋がる

今年に入り、クライアントへのサポートを通じて、ヒーリングのプロを目指す時やプロとしての能力を高めたい時に、インナーチャイルドの問題によって、前に進めない感覚になる事例があることに気がつきました。

そこで、インナーチャイルドとは何かについて、なぜインナーチャイルドへの癒しが必要になるのかについてをお伝えしたいと思います。

インナーチャイルドとは

インナーチャイルドは、自分のなかにあるネガティブな要素とポジティブな要素を統合するために働きかけてくれる内的なエネルギーのことです。自分らしく生きるために必要な、自分の根源的な力と繋がっています。

インナーチャイルドが不活性なとき

インナーチャイルドが傷ついていたり、インナーチャイルドを押し込めていると、この自分の根源的な力を使った自分らしい生き方ができにくい状態になります。

この状態だと、自分では頑張っているのに変わりにくかったり、やりたいことがあるけどなかなか手をつけられなかったり、他の人と比較して気落ちすることが多かったり、完璧な能力や状態に固執してしまったりします。

情報や知識としては、「自分を受け入れなきゃ」「自分を癒してあげなきゃ」「自己受容が大事だよね」と知っていても、実際に変わることができないことに気落ちしています。

また、休むことを許せなかったり、常に前に進んでいないと置き去りにされると感じたり、高い評価を得ることばかりを気にしてしまうこともあります。

インナーチャイルドが活発になると

インナーチャイルドのエネルギーが活発になると、自己受容が促進し、自分のなかの様々な要素を受け入れられるようになります。

隠しておきたかった気持ちや忘れてしまった過去の思い、社会的立場や役割を担うために遠ざけていた自分などを、今の自分の一部にして、使っていくことができるようになります。

過去の自分や遠ざけていた自分は、幼少期、成長期に経験したことと繋がっていることが多いので、インナーチャイルドの癒しを進めると自分の子供時代の気持ちや記憶を受け入れる流れになることもあります。

また子供時代に限らず、今まで意識していなかった感情を感じたり、感じることを避けていた体の不調和に気づいたり、人間関係や環境の問題が明らかになり、それらに取り組むことを通して受容が進んでいくこともあります。

不調和や問題が明らかになることは、すこし苦しいことかもしれませんが、これはインナーチャイルドのエネルギーが内部から働きかけ、様々な自分の統合を促すからです。

様々な自分の統合が進むと、自分の根源的なエネルギーを自分らしく生きることに使っていけるようになります。

傷つくことや弱くなることを恐れずに、自分の良さを認めて社会と繋がれるようになります。

また、本当の魂の望みへ向かって頑張れるようになったり、避けていたことに楽しく取り組めるようになります。

インナーチャイルドの癒しに取り組むタイミング

自分の使命や誓願で生きたいと思ったり、プロのヒーラーやワーカーとして活動していたり、自分がライトワーカーやスターシードだと気づいたりして、スピリチュアルな学びや癒しを進めていくと、インナーチャイルドの癒しに取り組むタイミングが訪れます。

＜タイミングの例＞
・まだ癒されていない部分があることを感じる
・能力が開いてきていると感じるのにうまく使えない部分がある
・もっとなにかをしなくてはいけないと焦ってしまう
・親子間の問題が浮上してきた
・子供の頃からの問題をなんとかしたいと思う出来事があった
・新しい仕事や活動がしたいのに自信がない

このようなタイミングが来るのは、霊的覚醒と自己成長のサイクルのなかに、様々な異なる自分を統合し覚醒するというプロセスがあるからです。