宇宙的遠距離愛

 

ある時、最愛の人との宇宙規模の遠距離愛が始まった。

彼の中に自分の光と闇を観たように、宇宙の中に自分の光と闇を観る。

そしてそれを越えようと、ふたりで同時に取り組む。

 

こんなにも自分をさらけ出せる人はいないと気づいた、かつての日。

ふたりはこの人なら傷つけられてもいい、たとえ傷つけあったとしてもそれ以上に許し合えることをその時、互いに確信した。

長くて短い年月のなかで、愛は深まり、いつも驚くほど新鮮で、互いの可能性を導きあった。

醜さも恐れも美しさも勇気も、ふたりが繋ぎあった手の中で輝いていた。

でもその後、これ以上ないほどの悲しみと切なさがやってきて、互いに触れ合うことの出来ない時空を体験することになる。

愛し合った声や仕草がそこになく、ただ自分の中で感じるしかない。

涙が止めどなく溢れて、寂しさが押し寄せてくる。

 

だけれど、ある日気づくのだ。

ふたりは離れ離れになっていないことを。今も繋がりあい、ふたつでひとつであることを。

 

今、最愛の人との宇宙規模の遠距離愛に距離はない。

世界の中にふたつがひとつの光と闇を観るように、宇宙の中にふたつがひとつの光と闇を観る。

距離も時間も無く、ただひとつとして、世界中に愛が溢れるのを感じる。

そして、宇宙中が祝福に満たされていく。

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

ヒーリング講習・錬金術講習・シャーマン覚醒などを行うスピリチュアルティーチャー。シャーマン、ヒーラー、錬金術師。独自ワーク開発多数。セラピスト、ヒーラー、ライトワーカーの育成に邁進中。子5人の出産、子育てによる霊的覚醒を実感。宇宙的視点での施術が得意。